「大阪文化団体連合会」は2021年9月で解散します。

6月15日(木)に開催された、第44回総会において大文連の解散が決議されました。

「大阪府文化芸術年鑑」への助成金カットに加え、会員団体の減少による財政悪化で、

活動の継続が出来なくなったためです。

 

9月15日をもって通常業務を終了、これまでに発行してきた「大阪府文化芸術年鑑」「広報誌OCOS」は、

資料として、江之子島の大阪アーツカウンシル、中之島新美術館資料取集室、相愛大学図書館などに寄贈。

従来から贈呈していた、国会図書館・府市の中央図書館・中之島図書館ではネットでの閲覧が可能です。

 

これからの文化行政への何らかの指針になることを願って、43年間の活動を総括した「アピール」を近日中に

大阪府・市、報道機関に配布いたします。

「アピール」は公開次第HPにも掲載します。

 

皆様のご支援、ご協力に心より御礼申し上げます。

大阪文化団体連合会解散にあたって アピール

大阪の芸術文化の花咲かそうと

振り返れば、公立文化ホールひとつない文化不毛の地と云われた大阪に黒田革新府政が誕生、文化が行政として位置付けられ、「芸術文化関係者に初めて知事室の扉が開いた」あの時。

その火をもっと大きく、行政と共に大阪文化の花咲かせようと、芸術劇場制度、文化振興条例

制定を求めてきた団体が相寄り、三十一のジャンル百六十団体が在阪放送局の後押しを受け全国で初めてといわれる連合会、大阪文化団体連合会(大文連)が結成されたのでした。

設立後すぐ大阪府の委託を受け、大阪府下の芸術活動、施設、行政動向など府下の芸術文化の豊かな情報を集めた大阪府文化芸術年鑑を創刊、その数30巻に及びました。

また、その折々に芸術文化振興への提言、要望書の提出をはじめ、大阪府、大阪市文化担当部局との意見交換会(懇談会)の場を通じて大阪の芸術文化団体の声を行政に反映してきました。

行政もこれに応え、労働会館(エルシアター)、現代美術センター、文化情報センター、国際児童文学館、ワッハ上方、ドーンセンター、大阪市も市立ピロテイホール、五つのクレオホール、国立の文楽劇場など、また市内にも梅田芸術劇場など民間ホール、府下市町村にも公立文化ホールが続々と開設され、大阪府文化振興財団の設立、センチュリー交響楽団創立などを進めました。

大文連独自の企画も、時宜にかなった21回に及ぶ文化フォーラムの開催、彩り鮮やかな邦楽・邦舞「花の宴」の主催などを実施してきました。

何より、永年の運動が実を結んだ大阪府文化振興条例、大阪市芸術文化振興条例の制定は、いまも大阪府民、文化芸術団体の大きな財産となっています。

残念なことが行政に

「図書館以外の施設は不要」のひと声から始まった橋下府政。青少年会館の廃止、国際児童文学館の縮小移転から始まり、公的施設の廃止・統合、文楽やオーケストラなどへの助成廃止など、芸術文化団体・創造者はその基盤を奪われ一挙に痩せ細ってしまいました。

大文連も芸術文化年鑑の助成金カットによりやむなく休刊を強いられるとともに財政的に困窮する事態が生まれました。文化関係予算は大幅に削減され、今も0.02%前後となっています。

こんな中でも、厚生年金会館廃館をオリックス劇場へ引き継ぐ方針転換へと導いたこと、大阪府・市文化振興会議の存続、アーツカウンシルの創設など、いくつか希望も生まれました。

43年の時を経て 

大文連が全国に発信し、培ってきたこれまでの活動の果実は決して少なくないと誇りを持っていますし、これからも生かされることでしょう。しかしながら、最盛期350団体を数えた会員数は120団体に、会費の減少や文化芸術年鑑の休刊などによる財政的な危機は、ボランティアで支えてきた事務局の維持すら困難な状況となりました。大阪の芸術文化関係者は新型コロナ禍、自粛という名により表現の機会を奪われ、要望書を府・市に提出しましたが支援は全く届かず、芸術文化団体とそれを支えるスタッフは疲弊し、継続することすら難しくなっています。

そんな折、誠に残念ではありますが、大文連はいまその活動の幕を下ろすことになりました。

文化行政を担うみなさん

今年度から「大阪府第五次、大阪市第三次文化振興計画が始まりました。大阪府市文化振興会議、大阪アーツカウンシルの活動に期待していますので、さらに発展することを望みます。

大阪府下の都市では芸術ホールが新しく生まれ、あるいは生まれ出ようとしています。大阪市内に府民、市民ための公立の芸術文化センターを造ることを具体化してください。

大文連は解散しますが、個々の府下芸術文化団体との対話の場を是非作ってください。

大阪のすべての芸術文化団体、創造者のみなさん

これまで大文連が担ってきた行政に芸術文化施策を提言し働きかける力が弱まることを恐れます。それぞれの団体、個人の力を集め、倦まず弛まず行政に働きかけを続けててください。特に創造に携わる若い皆さんの発言力に期待します。

大阪府民、市民のみなさん

すべての芸術と文化を愛する府民の皆さん、芸術文化を創り、享受することは人間の基本的権利です。鑑賞者として、あるいは創り手として、大阪を再び文化不毛の地に戻さないよう、芸術文化団体と共に声を上げてください。

 

2021年9月15日

大阪文化団体連合会

団体名 大阪文化団体連合会
所在地 〒540-0012 
大阪市中央区谷町1丁目5番11号 キャッスル・リバー 502号 
TEL.06-6949-4646
FAX.06-6944-7616
E-mail:daibunren2@nifty.com
代表者

河内 一友

設立年月 1978年6月
会員数

会員数 188(準会員62含む) 

入会方法 メール、または電話、ファックスにてご連絡ください。
後日、入会についての資料を送付させていただきます。
郵便振替 00970-0-35502 大阪文化団体連合会